読むべき良本:お金の増やし方 著者:高橋ダン

こんにちわ!
YouTubeで人気のある高橋ダンさんの著書を紹介致します
こんな人にオススメ

  • お金の不安がある人
  • 将来に不安がある人
  • 現在投資をしている人、もしくは投資を始めたい人
  • 日本以外の国について詳しくない人

概要

著者:高橋ダン
出版社:かんき出版
発行年月:2020年09月
内容紹介:毎日2ページ読むだけでお金の教養が身につく!日本と海外の投資・経済を知り尽くした人気No1の投資系YouTuber、待望の初著書!

引用元:Yahoo!ショッピング

読んでみた感想

まず高橋ダンさんの人柄が素晴らしいと思いました
お金儲けでは無く、考え方や日々の習慣まで
突っ込んで書かれています
何に投資すべきかはもちろん、
投資する時の気持ちの持ち方、
広い意味ですが正しい意味の投資を
わかりやすく書いていると思います

本書を読んでから少し習慣が変わったのと、
投資銘柄選択への影響はとても大きいです!

内容

Chapter1 マインド

・自ら資産を築いた人(ニューマネー)の特徴はパッション(生きがい)が強い
お金持ちには2種類あります
1つはオールドマネーと言い、資産家の家系に生まれた人、
つまり元々お金持ち、強くてニューゲームという事
もう1つはニューマネーと言い、自ら資産家になった人を指します
事業を成功させた人がニューマネーの代表格となります
ニューマネーは自分の考えや事業に強いパッションがあります
つまり困難や失敗しても折れる事なく続けられます

パッションが無い人というか、
パッションが無い事だと一つの挫折や失敗があると、
継続出来なくなる可能性が高いとも言えます

・2つめの特徴は個人支出が少ない
個人支出が少ないから資産を築いた、資産を築いた人の特徴が個人支出が少ない、
両方とも言えると思います
ただやはりパッションの強さが凄まじいと、
他の事に浪費をしない=個人支出が少ないという結果がついてきた

・3つめは、時間を効率的に使ってる
ニューマネーはタスクの優先順位を判断し、
カレンダーやツールを用いて時間管理と整理をします

また健康には時間を使っても有効的という認識も共通しています

・お金=数字と考える
お金を貯められない人はお金を使う事ばかり考えます
お金持ちの人はお金を単なる数字、自分のゴールを考えます
つまりお金を増やす事が自分のゴールではない人という事ですね

・新しい事は10〜20%くらいの力で、少しづつ実践
実践する上で最重要と思われる内容になります
一生懸命勉強して長い時間をかけてから始めるより、
ちょっとだけやってみる、少しだけ試してみる、
という方法の方が結果が失敗だったとしても、
軌道修正しながら良い方向に進む可能性が高いです
本書だと「失敗の経験により失敗の仕方を学ぶ」という言い方になってます

・他の人がやってないことを見つける
いわゆる「逆張り」とも言われるものです
落ちてるナイフをつかめという事では無いですが、
落ち切ったナイフを拾うイメージです
みんなが買う!と加熱期に一緒に買うのは危険な時もある

・自信を持つには、
①自分だけダメと思わない
高校生への意識調査になりますが、
諸外国は大体40〜50%程度が自信を持っていなく、
日本については約70%が自信を持っていないそうです
つまり自分だけダメじゃないよと、
人類の半分くらいは一緒だよと言うメッセージ

②健康の維持
全ての土台になる健康
日頃から意識的に健康視点で行動したいですね

③専門知識を持つ
自分で自信を持てる専門知識があるだけで、
心のよりどころにもなりますし、
他者と比べる事自体をしなくなると思います。

 



Chapter2 投資の基本

ここでは投資全てにおける心意気や指針になる事となります
・投資…お金を預けて未来に増えて戻ってくる
投資は自分のお金を誰か(どこか)に預けるものです
預けた先が大きくなったら、大きくなった恩恵を受けられます
やはり投資するにはどこに投資するのか、しているのかが最も重要なんですね

・一度に大きく売買しない
Chapter1でも述べました
一括投資だと失敗をリカバリー出来ない、
高値掴みをする危険性がある、
失敗の仕方を学べない、
つまり後戻り出来なくなってしまいます
一括投資はもはや投資ではなく投機ですね

私もつい数年前に一括投資して損しました、、

・余裕資金でリラックスして投資
こちらも重要ですね!かなり重要です
余裕資金ではない場合は、
投資した商品の値段の上下が気になってしまいます
目的のための手段の投資なのに、
その投資に振り回されるのは本末転倒ですよね

Chapter3 ポートフォリオ

・いつでも売買出来るETF
余裕資金で行う投資ではありますが、
いつでも現金化出来る事を考えておく必要もあります
ETFであれば数日で現金化も出来ますし、
出来高(資産額)も大きいので、
種類にもよりますが値動きの幅も乱高下しにくい

・ドル、円、ユーロ建の複数購入
2020年12月現在ですが円高傾向ですよね
またマネーサプライ(お金の流通)も多くなると、
お金の価値が下がる危険もあります
通貨も一括集中投資はリスクありますので、
様々な通貨の投資商品を購入する事で、
為替リスクの低減にも繋がります

日本円での貯蓄って円への一括投資って事なんですね…

ちなみに本書にはドル建て、ユーロ建てのETFはもちろん、
金などのコモディティや社債の具体的な銘柄も記載されております
ぜひ購入してご確認下さいませ

Chapter4 短期投資

全ての投資を長期投資で行っていると、
社会情勢などの影響で全ての投資商品の価値が下がる事もあります
今回のコロナショックも同様です
そこで本書では短期投資について書かれておりました
・相場の波に乗るのは順張りで
短期投資で上手く利益を享受するには逆張りではなく順張りで行います
こちらの方が利益を得られる可能性が高い事が証明されているみたいですね

また一回での投資で一気に儲けるわけではないので、
小さな波にたくさん乗る事を推奨されております

・チャート=データ分析が肝
本書の著者の高橋ダンさん曰く、
チャートには全てのニュースが折り込み済みだという事
つまりチャートを見れると近い将来の値動きを予測出来る事にもなります

またチャートでは共通したパターンがあります
共通するチャートパターンは、
共通する値動きになる可能性が高い

・値動きの上昇、下降の転換に注目
価格の値動きを大まかな線になるのが移動平均線と呼ばれます
移動平均線の上昇下降が大雑把な値動きの転換
その中でも長期の移動平均線と短期の移動平均線を用いて、
2つの線の交わる点が転換点になります

・歴史的な値と比較し判断
過去の通りに全てが動くわけではないですが、
短期投資では過去の値と比較する事が大事です
今の価値が過大評価なのか過小評価なのかを見る上で、
歴史的な値と比較するそうです

 



Chapter5 コモディティ

・金…インフレ時の保険になる、米ドルが供給されると価格上昇する
金はインフレ時に価値が上昇する事が歴史上で証明されております
つまり米ドルが供給される=インフレリスク上昇=金価格上昇
となります
金はお金を生まないので持っているだけでは意味がないという意見もありますが、
インフレリスクの観点からもポートフォリオの分散からも
金を持っておくのが大切

・プラチナ、銀も資産へ入れる
金と似てますが、
こちらは産業でも原材料で使用もされます
金と相関関数が高い時もあれば低い時もあります

・ビットコイン…加熱時にも自身で決めた割合で保有する
価格の乱高下がすごい投資商品です
簡単に10%上がったり下がったりします
どんな時も自身で決めた割合で保有、
長期投資を行う事が出来れば持っておきたいコモディティです


他にも原油や農産物などのETFも数多く存在します
本書ではポートフォリオの20〜40%保有を推奨しています

Chapter6 不動産

・不動産は株式と違い頻繁に価格を見る必要が無い=ストレス・リスク小
株式は日々値動きします
一日で数%動く事もあります
しかし不動産は値動きはしますが頻繁にはしません
評価基準が数年に一回変わったり、
周辺の路線価が1年に1回更新されるくらいです

つまり毎日値動きのチェックをする必要が無いので、
株式よりストレスを抱える可能性が低い事を指しております

・戸建推奨…土地の大きさの差≒資産の差
アパートは戸建てと同じくらいの敷地に建築されます
つまり一戸辺りの土地割合が少なくなります
土地の価格は下がりにくいですが、
家屋は年々価格が下がります

つまり一戸辺りの土地面積を考えると、
戸建ての方がベターです

・マイホームも間違いなく投資
自分で住むから投資ではないと思ってました
しかし自分に貸しているのと一緒なんです
マイホームとはいえ、土地の価格や
家屋の資産状況を考えて運用していく必要がある

感情を入れてしまうと難しいですが、
事実、不動産投資なんですよね

・J-REITのボラティリティを要観察

安全資産と言われております
国も購入を勧めております
しかし、その国の購入額は大きくありません
コロナ後に約50%下落しました

株式より高い下落となります

周りの意見を安易に鵜呑みしないで、
価格の推移を観察する必要があるのは、
他の投資商品と同じです


Chapter7 経済

・株式市場と経済の相関率が高い
株式には社会のニュースが全て折り込み済みと説明しました
つまり株式と経済はとても近い存在です

世界の経済状況を把握する事は、
株式投資をより正確に行える事とも言い換えられます

・利下げ=株式市場上昇が基本だが、必ずしも当てはまるわけではない
今回のコロナショックで各国が利下げを敢行しました
利下げ直後などは株価が上昇した事もありますが、
必ず上昇する訳ではありません
利下げ=必ず株価上昇では無いんだなと理解をしていきましょう

・GDPとPMIは大事な指標
GDPは国の力を示す指標の1つですね
国内総生産の指標になりますので、
国が発展しているか等を判断する基準の1つです

PMIは各社の購買指数となります
PMIは各社からのアンケートが基になっておりますので、
国の干渉が無く、正直な数値と言えます
製造業、非製造業と分かれているのも
実体経済とリンクする理由の1つです

・アルゼンチンのデフォルトは珍しくない
気候が暖かい地域でデフォルトが起こりやすいというジョークもある
日本でデフォルトを経験していないので、
とんでもない大問題と思っていました
しかし諸外国になるとそうでもない国もあるんだなと、
衝撃的です

Chapter8 習慣

・英語のニュースを毎日決まった時間に読む
先のChapter7でお伝えした通り、
経済を知る事が重要です
しかし日本のニュースはごく限られたニュースしか流れません
つまり諸外国、特にアメリカのニュースを読む必要が出てきます
そこでGoogleの翻訳ツールを活用してみてください

・時間の使い方を変える…普段話さない人と話してみる
自分自身の考え方や価値観、発想ってなかなか多様化するのが難しいです
多様化させるには新しい考え方や刺激を受けるのが近道になります
そこで普段話さない人と話すのが良い刺激になります

・ストレスを少なくする方法3つ 体冷やさない、大音量を控える、失敗を恐れない!
体を冷やすと、集中力が上がります
一方、病気になりやすくなってしまいます
寒いと感じる前に物理的に体を温めてください

音楽はとても良いものです
リラックスしたり、気分が高揚したりします
しかし、ストレスを感じている時は落ち込んだ時に、
大音量の音楽を聞くとストレスレベルが上がると言われています
また悲しい音楽も一緒です
お気をつけください

・最大の無駄遣い…投資しない事
投資=ギャンブルと思われる方が多いです
しかし、自国通貨のみを持つのも投資と言えます
さらに一括投資となるのでリスクが高いですよね

最初の少額投資は金額としては小さいかもしれませんが、
とっても大きな事です

まとめ

投資って難しいと思っていましたし、
考えも固まってしまってましたが、
やはり世界は広い!考え方も大きい!

そう思わせる一冊かと思います
ぜひ一度手に取って読んで欲しいです!

読んでいただきありがとうございました!!


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