こんにちわ!
最近意識的に読書をしていこうかなと思い立ったので、
数冊読んでみました。
その中で読んで良かったなと思った本について紹介してきます。
今日はアドラー心理学入門をご紹介します。
概要
発売日: 1999年09月
引用元:楽天市場
著者/編集: 岸見一郎
レーベル: ベスト新書
出版社: ベストセラーズ
ページ数: 191p
アドラー心理学と言うと「嫌われる勇気」の著書が有名ですよね。
私も読みました。
対話式の構成で読みやすいです。
一方、こちらは一般的な書籍の構成ですが著者の体験も交えており、
より具体的な内容だったりポイントが見やすいかなと思いました。
あと小さくて薄いので持ち運びやすい!
結果的に読みやすいです。
読んで良かったポイント
- あるがままの自分を受け入れて良い、むしろ受け入れるのが始まりだと気づけた
- 他人に頼る、頼って良いんだと気づけた、社会としてはより頼る方が良い
- 子供との接し方の知識が増えた
- 誰からも嫌われない=八方美人=かえって不信感に繋がる事がある事を知れた
内容まとめ
第一章〜アドラーはどんな人だったのか
アドラーの幼少期は病弱で兄と比較され、
弟は一歳で病気で亡くなった。
この経験が医者になる事を決定づけた。
母親からの愛情が無かったわけではないが兄や弟と比較すると少なかったように思われる。
【要点】
・話す事を著書する事の難しさ
・平易な言葉で話す事の重要さ
個人的に私が印象的だったのはやはり幼少期に弟が死んでしまう事です。
そのインパクトは想像つきません。
第二章〜アドラー心理学の育児と教育
【要点】
・自立、社会との調和が寛容
・良くも悪くも親や教師の影響大
何だけどだからと言ってそれが全てではない
・「どこへ」の目的論が本質的
・コミニュケーションは技術
・まず罰する叱ることを否定
・適切な行動≠ほめること。
・ありがとう、嬉しい、助かったと言葉をかける大事さ
私だけではないと思いますが、
「課題の分離」「共同の課題」と言うものの存在を知ることが出来たのはとても大きいです。
第三章〜横との関係のパーソナリティ
・自己受容…あるがままの自分を受け入れる
・他者信頼…他人に頼って良いんだよ
・他者貢献はどれか一つ欠いてしまうと他者とのつながり、
つまり共同体感覚を得られない
個人的には共同体の概念のスケールの大きさに驚きました!
時間も空間も超越するような書き方でした。
第四章〜アドラー心理学の基礎理論
・客観的な悪な行動が個人的には善の達成になっている
※悪とは…ギリシア時代の意味として自分にとって悪い事や行動の事。
逆は善と呼ばれていた。
・原因論つまり決定論に反対
・トラウマが原因ではなく、目的のためにトラウマを使ってる
ここまで読み進めてきた時に思ったのですが、
アドラーさんは見方によればとても厳しいよね。
私自身もトラウマと言っていた事もありますし、
今もトラウマだと思ってる事があります。
でもそれは違うよ。
過去の出来事をいいように使って目的を達成しようとしているんだと。
すごいです。トラウマの概念が変わりました
第五章〜人生の意味を求めて
・人生の意味は、あなたが自分自身に与えるもの
・誰からも嫌われない生き方=八方美人=返って不信感に繋がる
・言葉を重視する。黙っている限りは自分の思いは人に伝わらない
・主張したいときはストレートに主張でOK
・楽観主義:とにかくできることをやろうと思ってできることをする
・全世界や全人類みたいな抽象的な概念を考えても意味はなく、
今日ここで接してる人との関係を少しでも変えようと努める
すると全人類を変えることにつながるかも
読んでみて
読んだ後に何か小さい事でもやろうと思ってやった自分の行動は、
家族へありがとうと伝えました
恥ずかしかったけど思った事をストレートに伝えてみると、
相手が嬉しそうな表情をしてるのを見た時に、
逆にこちらが良い気分になりました!
まとめ
数ヶ月前に買っていたのですが、何となく読んでいませんでした。
読み進めると考えたり読み返していたので読み終えるのに5日くらいかかりましたね。
以前に読んだ【嫌われる勇気】を補完する内容かなと思いましたし、
自分自身の考え方や固定概念のようなものを
適切に軌道修正するためにも読んで良かったと感じてます。
以上です。
読んでいただきありがとうございました!
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