こんにちわ!
菅総理が2050年までにカーボンニュートラルにすると発信しました
カーボンニュートラルとは
二酸化炭素排出量を実質ゼロにする、という事です!
カーボンニュートラルに向けて電気自動車の普及を進めるなどの情報が流れております
現在、河野大臣を中心に
再生可能エネルギー等に関する規制等の総点検タスクフォースという会議があります
その中で戸建て住宅の会議もありました
そちらの会議に著者の前先生も参加されています!
YouTubeで見れるので一度見てみてください!

脱炭素化の推進がなされる中、戸建て住宅に目を向けると、
数年前、数十年前から性能の規制や義務化はあまり変わっていません

そんな状況でも「エコハウス」と謳って販売されている住宅があります
最新家電、床暖房、太陽光、アルミ樹脂サッシなどがエコハウスの代表例になっている
著書の前先生は「エコハウス」の実体や現実について
数値や根拠を示し「真のエコハウス」
を具体的に解説してくれています
本書にオススメな人
- 家を購入する人
- 将来的に家が欲しい人
- リフォーム検討中の人
- 家の中が夏暑い・冬寒いと感じる人
- 省エネに興味がある人
特に今家を建設中の人と家を探している人は絶対見てください!
今です!
著者
前/真之
引用元:Amazon.com
東京大学大学院工学系研究科建築学専攻准教授。博士(工学)。1975年生まれ。98年東京大学工学部建築学科卒業。2003年東京大学大学院博士課程修了、建築研究所などを経て、04年10月に東京大学大学院工業系研究科客室助教授に就任。2008年から現職。専門分野は建築環境工学で住宅のエネルギー消費全般を研究。健康・快適な生活を太陽エネルギーで実現するエコハウスの実現と普及のための要素技術・設計手法の開発に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
東大准教授です!!!
出版社 : 日経BP (2020/8/27)
発売日 : 2020/8/27
言語 : 日本語
単行本 : 368ページ
ISBN-10 : 4296106910
引用元 Amazon.com
今までの常識が非常識に??
電気代はずっと一緒?上がらない?

結論は、たくさん電気を使われる時間帯や季節の
電気代が上がる可能性大!!
エアコン付ける時や電気が付けっぱなしだと電気代が気になっていますが、
電気代が上がる事は気になっていませんでした
電力自由化に伴い、多数の電力会社も存在してますよね!
私自身も新電力会社に切替た事もあり、
電気代の単価を気にしていませんでした
過去、電気代が大幅に上がったのは2回あり、
戦後とオイルショックでした
つまり私が電気代を支払った時期に値上げの経験が無いので、
意識すらした事無かったですね
ただ今年(2021年)明けに天然ガスの価格急騰があった事実もありますので、
様々な理由で電気代の値上がりが起こり得るかも?と感じましたね
健康

結論ですが、食べ物・水と同じくらい空気質が大切
体に取り込む最大の物質は空気です!
国立がん研究センターが公開している肺がんの危険因子の1つにも挙げられています
喫煙は肺がんの危険因子の1つです。
喫煙者は非喫煙者と比べて男性で4.4倍、女性では2.8倍肺がんになりやすく、
喫煙を始めた年齢が若く、喫煙量が多いほどそのリスクが高くなります。
受動喫煙(周囲に流れるたばこの煙を吸うこと)も肺がんのリスクを2〜3割程度高めます。喫煙以外では、職業的曝露※1や大気汚染※2、
家族に肺がんにかかった人がいる、
年齢が高いことなどが発生のリスクを高めると考えられています。※1 アスベスト、ラドン、ヒ素、クロロメチルエーテル、
クロム酸、ニッケルなどの有害化学物質にさらされている※2 特にPM2.5(粒径 2.5 ミクロン以下の微小浮遊粒子)による汚染
引用元:
過去、公害になっていた大気汚染については、
排ガス規制の強化でかなり削減されております
しかし近年ではPM2.5の大気汚染が問題になっています
またウィルス対策の代表は空気清浄器・加湿器ですよね
しかし著書では低断熱住宅の加湿はリスクがいっぱいある事を指摘されています
詳しくは本書を見ていただいた方が理論だてて理解出来ます!
最新家電は当然省エネなんだよね?

結論、ほぼ頭打ちなので期待薄
電気使用量の内訳の約4割が家電です
- 電気冷蔵庫
- 照明器具
- テレビ
- エアコン
この4つで4割ほど占めています
冷蔵庫
2005年製以前は買い替え推奨です
ただしグリーンラベルの商品!
※グリーンラベル:国が定めたトップランナー基準をクリアしたもの
テレビ
近年では、2008年2012年にトップランナー基準が変更になり、
さらに2009,2010年頃の家電エコポイント政策もあり、
省エネが進んでおりました
しかし2013年以降はトップランナー基準の設定は無く、
さらなる節電はあまり期待が出来ない状況にあります
エアコン

10年前のエアコンを買い替えると、
省エネ効果に期待しますがそうもいかないのが現実です
エアコンの心臓部のヒートポンプの研究がし尽くされ、
機器性能では省エネ向上に期待出来ないので、
エアコンの使い方に目を向ける時代になりました
家の性能が前提条件になりますが、
全館24時間空調などの方策の検討を推奨されています
太陽光発電はもういらない?売電で大儲け?

太陽光発電が流行った過去には、
設置費用の補助がされておりました
高い売電価格になり儲けられた時代があったみたいです!
しかし今はバブルが崩壊したので状況は違います
バブル期と比較し売電価格は約半減し、
さらに高い価格で買ってくれる時期(固定買取制度=FIT)が終了すると、
売電価格が8円程度となり、6分の1の価格になってしまう
近年価格上昇が著しい再エネ賦課金の兼ね合い、
電気使用量の増加が継続する可能性もあります
太陽光発電が住宅で唯一の発電方法は変わりがない事実もあり、
設置は必須だが、売電方法は過去の方法から変える必要があります
つまり全量買取から余剰買取への変更です
今後電気代が上昇した場合、余剰買取方法はより大きな恩恵を受けます
※太陽光設備の一括見積サイトになります
住宅の省エネ義務化はいらない?ZEHが究極のエコハウス?
省エネ義務化
現実問題として、住宅の省エネ性能義務化は見送り
性能義務化に変わって説明義務化
が決まりました(2021年4月開始)
また住宅でもトップランナー制度があります
いわゆる大手ハウスメーカーが対象になっています
しかし制度実体としては、
大手ハウスメーカーが既に達成している目標で、
悲しい感じになっております
ではなぜ住宅性能義務化先送りになってしまったのか?
理由は「達成率の低さ」と書かれておりました
つまり未だに多くの住宅・事業者で
低性能のハズレの家が建てられているという事!!
ZEHが究極のエコハウス?
結論はNOです!

ZEHの仕様は今では当たり前です
ちなみにZEHの基準は、
- 断熱
- 高効率設備
- 太陽光発電
の3点セットです
わかりやすいのが②の高効率設備ですが、
照明を全室LED、給湯をエコキュートにすれば
簡単に達成出来てしまいます(建物外皮のUa値をZEHレベルで)
つまりZEHは究極のエコハウスにもならず、
春秋に使わない余った電力と夏冬に足りない電力の
差し引きでネット・ゼロエネのイメージで大きく乖離は無いでしょう
※新電力で人気の高いLooop電気の紹介となります
まとめ
ここまでが変わる常識として前半部分の内容となっております
住宅購入やリフォームを行う上で必ずおさえておきたいポイントです
住宅会社でも知識や情報の量や質の違いが大きいですので、
我々消費者側が知識を付けて適切にエコハウスづくりをしましょう!!
読んでいただきありがとうございました!
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